2009年06月11日
猫の怨念
猫の怨念
先週の事である。
エライ物を見てしまった。
これから語るのは、世にも恐ろしく不吉なハナシである。
私の末娘は現在中学3年生。高校受験を控え諸見里にある某学習塾に通っている。
授業が終わるのが夜の10時頃になるので、塾のある日は家内と交代で迎えに行く。
その日は私の当番の日。朝から小雨が降ったり止んだりの蒸し暑く陰気な天気だった。朝からもやもやと偏頭痛がしていて以前ならこんな日は決まって、私の下肢関節の節々に溜まった尿酸がワサワサと騒ぎ出し関節内神経を執拗に攻撃し歩行困難にせしめる。まさに暗雲立ち込めるスティーブンキング的な夜だった。
その日の晩は少しばかり塾に早く着いたので国道330号の路肩に車を寄せて、娘が出て来るのを待っていた。
とその時
『キキーッ! ドンッ!』
何かがぶつかる鈍い音が右側から聞こえた。
そして、タイヤをきしませなじがら一台の黒い軽乗用車が走り去る…。
車の窓越しに国道の内側斜線に一匹の白黒まだらの毛深い猫が横たわっているのが見えた。
『ひきにげだ…』
ここまではよくある光景であろう。
しかしこのハナシはここからなのだ。
白黒猫は突然
『ぎゃあ~~!』
この世の生物のものとも思えぬ断末魔の叫びを発しながら二本足で立ちあがった。血に染まり半分つぶれたその顔は苦しみと怒りにまみれ、阿修羅のごときの形相で天空を睨む。白黒まだらの全身が総猫毛立ち、苦しみを振り払いまき散らすかのようにぎゅるぎゅると柔らかな体をマツダロータリーエンジンの如くのスピードで回転させながらのた打ち回る。
フィギュアスケートのスピンをしながらカチャーシーを踊り狂うような態は、まるでこの世に未練と悔いを残し不本意ながら昇天してゆく白黒猫の恨みを表現した地獄の舞いであった。
国道330のアスファルトを阿鼻叫喚のステージと化した狂乱の舞は3分ほども続いただろうか。
血に染まった猫は白黒のその顔に怨み節の表情を浮かべ私のほうを向いた。
その瞬間目が合った。
『ヤバイ!』
本能的に目をそらしたが時すでに遅し。
そして最後に『ふぎゃっ!』と鳴いて、血の海のアスファルトの上で永遠の眠りについた。
授業の終わった娘を車に乗せ放心状態でウチに帰った私は、あの白黒猫が最後に見せた強い怨み目線が忘れられなかった。
元来私は小心者であるが、ユーレイの話になるとわりと平気なのである。
むしろ夏の夜の怪談話会になると積極的に参加する方だ。
しかし怨恨や動物霊となると話が別なのだ。
怨恨保持者は冷静さを欠いているので理論的でなさそうだし、動物霊は言葉が通じない。
どちらも話が通じないのでイイワケができない。
『もしかして…白黒猫氏は私の事を自分をひき殺した犯人だと思ってないだろうか?』
『そうだ!そうに違いない! 最後のあの目は絶対に私を恨んで死んでいった目だ!』
『猫のたたりは恐ろしいと言うではないか…』
そう考え始めると夜も眠れない。
最近どうも寝つきが悪い。夜中に冷や汗をかき急に起きたりするしトイレも近い。
不眠症とあの忌まわしい睡眠時無呼吸症候群を同時発症したかも知れない。
これ以上我が身に何か不幸な事が起こればそれは間違いなく
『猫の怨念』である。
と同時にそれは
『冤罪』だ!。
おわり
先週の事である。
エライ物を見てしまった。
これから語るのは、世にも恐ろしく不吉なハナシである。
私の末娘は現在中学3年生。高校受験を控え諸見里にある某学習塾に通っている。
授業が終わるのが夜の10時頃になるので、塾のある日は家内と交代で迎えに行く。
その日は私の当番の日。朝から小雨が降ったり止んだりの蒸し暑く陰気な天気だった。朝からもやもやと偏頭痛がしていて以前ならこんな日は決まって、私の下肢関節の節々に溜まった尿酸がワサワサと騒ぎ出し関節内神経を執拗に攻撃し歩行困難にせしめる。まさに暗雲立ち込めるスティーブンキング的な夜だった。
その日の晩は少しばかり塾に早く着いたので国道330号の路肩に車を寄せて、娘が出て来るのを待っていた。
とその時
『キキーッ! ドンッ!』
何かがぶつかる鈍い音が右側から聞こえた。
そして、タイヤをきしませなじがら一台の黒い軽乗用車が走り去る…。
車の窓越しに国道の内側斜線に一匹の白黒まだらの毛深い猫が横たわっているのが見えた。
『ひきにげだ…』
ここまではよくある光景であろう。
しかしこのハナシはここからなのだ。
白黒猫は突然
『ぎゃあ~~!』
この世の生物のものとも思えぬ断末魔の叫びを発しながら二本足で立ちあがった。血に染まり半分つぶれたその顔は苦しみと怒りにまみれ、阿修羅のごときの形相で天空を睨む。白黒まだらの全身が総猫毛立ち、苦しみを振り払いまき散らすかのようにぎゅるぎゅると柔らかな体をマツダロータリーエンジンの如くのスピードで回転させながらのた打ち回る。
フィギュアスケートのスピンをしながらカチャーシーを踊り狂うような態は、まるでこの世に未練と悔いを残し不本意ながら昇天してゆく白黒猫の恨みを表現した地獄の舞いであった。
国道330のアスファルトを阿鼻叫喚のステージと化した狂乱の舞は3分ほども続いただろうか。
血に染まった猫は白黒のその顔に怨み節の表情を浮かべ私のほうを向いた。
その瞬間目が合った。
『ヤバイ!』
本能的に目をそらしたが時すでに遅し。
そして最後に『ふぎゃっ!』と鳴いて、血の海のアスファルトの上で永遠の眠りについた。
授業の終わった娘を車に乗せ放心状態でウチに帰った私は、あの白黒猫が最後に見せた強い怨み目線が忘れられなかった。
元来私は小心者であるが、ユーレイの話になるとわりと平気なのである。
むしろ夏の夜の怪談話会になると積極的に参加する方だ。
しかし怨恨や動物霊となると話が別なのだ。
怨恨保持者は冷静さを欠いているので理論的でなさそうだし、動物霊は言葉が通じない。
どちらも話が通じないのでイイワケができない。
『もしかして…白黒猫氏は私の事を自分をひき殺した犯人だと思ってないだろうか?』
『そうだ!そうに違いない! 最後のあの目は絶対に私を恨んで死んでいった目だ!』
『猫のたたりは恐ろしいと言うではないか…』
そう考え始めると夜も眠れない。
最近どうも寝つきが悪い。夜中に冷や汗をかき急に起きたりするしトイレも近い。
不眠症とあの忌まわしい睡眠時無呼吸症候群を同時発症したかも知れない。
これ以上我が身に何か不幸な事が起こればそれは間違いなく
『猫の怨念』である。
と同時にそれは
『冤罪』だ!。
おわり
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この記事へのコメント
悟節。
堪能させていただきました^^;;(笑)
昨日「きく石」の前で同様のことがあり
通りすがりの町子も猫ににらまれました。
同じくえん罪を主張したいと思います。
堪能させていただきました^^;;(笑)
昨日「きく石」の前で同様のことがあり
通りすがりの町子も猫ににらまれました。
同じくえん罪を主張したいと思います。
Posted by 町子 at 2009年06月11日 12:51
先週末だったかな~
深夜、330の中央分離帯の近くに「目がギラリ」と光る
不気味なニャン様のご遺体が放置されていたの・・・・
車のライトに反射して、目がギラリ!!
怖いくらいの形相でしたよ・・・・・
きっとそのニャン様かな~
シャム猫系でしたが・・・
深夜、330の中央分離帯の近くに「目がギラリ」と光る
不気味なニャン様のご遺体が放置されていたの・・・・
車のライトに反射して、目がギラリ!!
怖いくらいの形相でしたよ・・・・・
きっとそのニャン様かな~
シャム猫系でしたが・・・
Posted by 珊瑚礁 at 2009年06月11日 13:00
現場は沖縄銀行諸見支店の前
翌日もお迎え当番だったので覗いてみたら
きれいに片付けられていた。血のりを除いて・・・。
その後、私の体に不幸の進捗は見られない。
あの世で誰か親切な方が、私のブログを猫語に訳して
読み聞かせたかもしれない。
悲しき猫氏も冤罪を認めたのかもな・・・。
翌日もお迎え当番だったので覗いてみたら
きれいに片付けられていた。血のりを除いて・・・。
その後、私の体に不幸の進捗は見られない。
あの世で誰か親切な方が、私のブログを猫語に訳して
読み聞かせたかもしれない。
悲しき猫氏も冤罪を認めたのかもな・・・。
Posted by B級ホテル屋 at 2009年06月13日 12:35
人間のひき逃げだと助けるのに…何故動物だと放置するのでしょうか…
“何となく気味悪い“等と人間は思ってしまい見て見ぬふりをしてしまうのが大半。殺された猫が睨んでいたのは…
“誰かに苦しみ“を訴えています
仲間の待つ場所に必死で帰りたかったのです。またそんな出来事に遭遇した際は勇気を持って“心の中で念じて上げてほしい“…『ごめんよ…何も出来ないで、成仏してくれ』と。
これから心にその光景の恐怖心をもたないでいて欲しい…
人間ではないが平等に命あるものだと優しい気持ちを少しでも心に刻んで欲しいです…その様な人間に猫は悪さなんてしません!
『平等な命』を忘れずに。
“何となく気味悪い“等と人間は思ってしまい見て見ぬふりをしてしまうのが大半。殺された猫が睨んでいたのは…
“誰かに苦しみ“を訴えています
仲間の待つ場所に必死で帰りたかったのです。またそんな出来事に遭遇した際は勇気を持って“心の中で念じて上げてほしい“…『ごめんよ…何も出来ないで、成仏してくれ』と。
これから心にその光景の恐怖心をもたないでいて欲しい…
人間ではないが平等に命あるものだと優しい気持ちを少しでも心に刻んで欲しいです…その様な人間に猫は悪さなんてしません!
『平等な命』を忘れずに。
Posted by 猫女 at 2009年06月22日 08:03
大変ご無沙汰していてすみません。
と、覗いたら・・・! よかった、私だけじゃなかった・・・。
実は私も最近、猫のひき逃げ現場に居合わせてしまい・・・。
20代とおぼしき男性ドライバーとその彼女らしき女性が「ぎゃー!!!
イヤだイヤだイヤだ〜!」と叫ぶ声。「?!」と思ったら白い物がスーパーの買い物袋のように舞っていて・・(本当にスーパーの袋だと思いました。)
車の去った後には・・。あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛。
ご冥福をお祈り致します。
と、覗いたら・・・! よかった、私だけじゃなかった・・・。
実は私も最近、猫のひき逃げ現場に居合わせてしまい・・・。
20代とおぼしき男性ドライバーとその彼女らしき女性が「ぎゃー!!!
イヤだイヤだイヤだ〜!」と叫ぶ声。「?!」と思ったら白い物がスーパーの買い物袋のように舞っていて・・(本当にスーパーの袋だと思いました。)
車の去った後には・・。あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛。
ご冥福をお祈り致します。
Posted by ふみちゃん at 2009年07月02日 10:05
