2009年03月28日

スポーツコンベンションシティー


毎年冬の期間(1~3月)は、本土からプロ・アマ・学生の野球・陸上をはじめ様々なスポーツのチームが春季キャンプを張る。
この事はこのブログに以前から何度か紹介するが、今年も沖縄市にはかなりのチームが来てくれた。
沖縄市は、合宿誘致に20数年前から行政と業界が一体となり取り組んでいて、合宿受け入れの先駆者であり受け入れ種目、人数とも県内トップクラスである。
去年のデータでは、沖縄市だけでもスポーツ関連の合宿及びコンベンションで、1万数千泊の宿泊実績を残した。
これはもはや産業と言えよう。その事を県内の他の市町村が指をくわえて見ている訳はなく、景気の落ち込みでかげりの見える観光産業の中で唯一ともいえる成長分野の合宿は、多くの市町村が積極的に誘致活動に取り組んでいる。

極私的に言わしてもらえば良い合宿地の条件とは、温暖な気候はもちろんであるが、トレーニング施設の充実、栄養面などを考えてくれる良好な宿舎、病院や商店街があり物の調達が容易に出来るような都市機能を有し、なお且つ交通渋滞の少なく休日には散歩や息抜きの出来るような環境を持つ街。

どうだ! コザをおいてほかにあるまい!(かなり強引な論法ではあるが…)

しかし、今年は少しだけなんかヘンである。僕の肌感覚なのであるが沖縄市へ合宿で訪れるチームが全体的に減っているようだ。景気の低迷で廃部・休部に追い込まれたチーム、あるいは運営費の削減で合宿地の変更もしくは取りやめたチームも一部あるが、それよりも他地域への合宿地変更もかなりあると聞く。
杞憂かもしれないがこの合宿産業がなくなると、宿泊業のみならずそこに食材を供給する業者、居酒屋、コンビニ、コザクラなどの怪しい飲み屋も少なからず影響を受ける。
沖縄市はスポーツコンベンションシティーを宣言しているが、業界も行政もどこかに先駆者としての慢心はなかったか、おごりはなかったか、今一度見つめ直したい。

今年、気になることがあった。
多くの陸上関係の合宿者(合宿者が最も多い)がトレーニングを行う県営陸上競技場が、来年のインタハイに向けての改修工事を今年の1月から開始し、閉鎖中である。
よって多くの競技者が、沖縄市営陸上競技場へ集中するのでかなりの混雑である。
さらに何らかの行事で沖縄市営陸上競技場が専用使用(貸切)になると、彼ら(合宿者)は行き場を失う。練習会場がない。せっかく沖縄まで来たのに…。
全天候型の陸上競技場は近隣だと北谷と嘉手納にある。しかしそんな時は決まって危機感を感じたどこかのチームが早い者勝ちで専用使用(貸切)で押さえてしまう。予算のない学生チーム等は不利である。

今年何度かそのような事態に直面した。
『練習会場がありません…』
幾度となく合宿者の嘆きの声を耳にした。

この様な非常事態であればこそ、行政が県市町村の垣根を乗り越え、中部地域どこかの競技場はオープンで開放し、市民や合宿者が使用できる場所を確保する位の然るべく対策があっても良いのではなかろうか?

『スポーツコンベンションシティ宣言』
1996年9月25日に沖縄市議会にて全会一致で議決されている。


おわり
Posted by 漫遊国 at 12:05 | Comments(0) | TrackBack(0) | 考察

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